
- 7‐9.食品衛生法
(概要)
「食品衛生法」は、日本において飲食によって生ずる危害の発生を防止するための法律で、食品、食品添加物及び容器・器具の規格、表示、検査等の原則等を規定した法律である。
(本法令の目的)・・第一条
この法律は、食品の安全性の確保のために公衆衛生の見地から必要な規則その他の措置を講ずることにより、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もって国民の健康の保護を図ることを目的とする。 (本法令のポイント)
主な規定内容
1.対象品目
1)食品(全ての飲食物。ただし薬事法で規定する医薬品、医薬部外品は除く)
2)食品添加物
3)器具及び容器包装
4)おもちゃ(乳幼児が接触するおもちゃ)
5)洗浄剤(野菜、果実又は飲食器の洗浄用)
2.規格・基準、検査の概要
1)規格・基準
a.乳及び乳製品に関する規格・基準
・成分規格並びに製造、調理及び保存方法基準
・器具若しくは容器包装又はこれら原材料規格及び製造方法基準
b.食品に関する規格・基準
・成分規格、製造・加工及び調理基準、保存基準、使用基準。
c.添加物に関する規格・基準
・一般試験法、試薬・試液、製造基準・使用基準。
2)認証制度(輸入検査)
食品等を輸入しようとする者は、その都度その旨を厚生労働大臣に届出なければな
らない。輸入届手続きは、全国空海港の検疫所食品輸入監視担当窓口で実施してい
る。検疫所は、輸入届出について審査、必要に応じて検査等を実施する。
認証制度(輸入検査)については、「輸入食品等事前確認制度」をはじめ、その他
5つの認証制度が定められている。
関連サイト
・ 食品衛生法
・ 食品衛生法上の登録検査機関について(厚生労働省)
・ 食品安全情報(厚生労働省)
・ 食品衛生法について(財団法人 食品産業センター)