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温室効果ガス(GHG)排出量検証サービス

  • 温室効果ガス(GHG)排出量検証サービス 実績

    2019年9月30日をもちまして、温室効果ガス(GHG)排出量検証サービスを終了しました。
  • 自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)株式会社 函館国際ホテル 様

  • 本館
    【写真1】 本館



    自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)
    第5期目標保有参加者タイプA
    株式会社 函館国際ホテル 様 インタビュー



    ASRが温室効果ガス検証を行った函館国際ホテルは、この地区では由緒ある老舗のホテル。 歴史情緒あふれる観光名所の中心に位置し、函館の港を望むウォーターフロントと恵まれたロケーションの下で、1971年に建築された建屋を現在も使用ながら、旅行客の宿泊ホテル業にとどまらず、パーティーやブライダルのサービスを提供している。 環境への取り組みにも積極的で、2006年にはエネルギーを重油から天然ガスへと移行を完了している。今回は施設管理を担当している大和和彦様にお話を伺った。

  • きっかけは「補助金」

  • 水冷式冷却専用モジュールチラー
    【写真2】
    水冷式冷却専用モジュールチラー
    (本体正面)

    Q. JVETS(自主参加型国内排出量取引制度)に参加された きっかけは何ですか?

    A. 数年前から冷房の大元となる空調機(現場では「冷凍機」と呼ばれています)の冷房能力が落ちてきたため、設備の更新を検討していましたが、実行には莫大な費用がかかってしまうので、数年間計画止まりとなっていました。ちょうどその時、環境省のJVETSの補助金制度の情報を聞き、私たちのニーズと合致したため参加を決め、ASRに排出量の検証をしてもらい、JVETSの基準をクリアしたので、設備を更新することができました。

  • 重要なのは過去3年間の基礎データ

  • Q. JVETSに参加するに当たりどのような体制で取り組みましたか?

    A. この制度は
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    過去3年間の基礎データから排出量を換算する
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    ダ瀏更新等により削減策を実行する

    という工程を実施していく必要があり、まずJVETS応募に必要な書類作成と過去のデータ収集・集計を設備のメンテナンス業者と一体になって取り組み、その後の排出量の検証業務をASRに担当してもらいました。 当ホテルの場合は基礎データとなる電力と天然ガスの使用量が比較的容易に揃えられたので、温室効果額の排出量算出までの工程はスムーズに進めることができましたが、それ以降の削減計画の作成まで工程は、私自身が取得したエネルギー管理委員の資格に加えて、エネルギー管理士など専門的な業務に従事している方のサポートがどうしても必要となることを痛感しました。 結果、当初「空調機」本体のみを更新することを考えていましたが、それだけでは温室効果ガス削減の基準に満たないことがわかり、付帯するインバーター、風量制御等の装置を合わせた設備一式を取り替えることができました。

  • 削減に取り組む難しさを痛感

  • 水冷式冷却専用モジュールチラー2
    【写真3】
    水冷式冷却専用モジュールチラー
    (冷水、冷却水配管類)

    Q. 温室効果ガスの削減に向けた現在の状況は?

    A. 当ホテルで温室効果ガスと言うと電力と天然ガスが該当してきます。重油も若干保有していますが、非常発電用で使用量が限定されているため対象外となりました。以前は都市ガス(プロパンガス)を使用していましたが、タンクを設置したり、そのメンテナンスなどを考えると大変手間がかかるので、平成18年に便利でより安全な天然ガスに切り替えました。 中でも天然ガスの使用量ついては、今回更新した施設を使って排出量を監視できますので削減に向けた対策をとることができます。また、電気はというと細かいことの積み上げが必要となり、お客様へのサービスとの両立を考えると実施を検討しなければならない事項が多く、効果が形として明確に現れにくいため頭の痛いところです。 ただし、今後は改正省エネ法に関わる管理標準に基づいて行動し、無駄なところは積極的に省いていく体制を整えながら削減計画を実行し、その後の温室効果ガス排出量の検証をASRに担当してもらう予定です。

  • 削減の意識の徹底

  • 空調機・インバータ盤(本館1F)
    【写真4】空調機インバータ盤
    Q. JVETSの事業に取り組んだ感想をお聞かせください。

    A. 今回JVETSの制度に沿って温室効果ガスの抑制に取り組み、少なからず温室効果ガスの削減に貢献ができて大変嬉しく思います。 補助金による設備更新というメリットのために温室効果ガスの削減に取り組むのではなく、大前提として北海道だけでなく日本と地球の“環境を守る”という視点に立ち、温室効果ガスの削減に取り組む必要があると感じています。将来的には当ホテルのスタッフはもちろんのこと、お客様を含めて温室効果ガスの削減に対する意識を育むことができればと考えています。

  • ご協力ありがとうございました。

  • ⇒ 函館国際ホテル様のHPはこちら
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