OHSAS18001


OHSAS18001とは

企業が労働安全衛生に関わるリスクを管理し、パフォーマンスが継続的に向上できるよう要求事項を規定したマネジメントシステム規格です。英国規格が発祥で現在は事実上の国際規格としてOHSAS 18001による労働安全マネジメントシステム審査認証制度が世界各国で広がっています。

 

OHSAS18001の制定の背景

労働安全衛生については、品質や環境と違いISOとして制定されていません。それは国際労働機関(ILO)が存在しILO条約により各国に労働基準監督官制度があるので、1996年のOHSMSシンポジウムにおいて労働安全衛生マネジメントシステム規格はILOで制定すべきという意見があり、ISO化は時期尚早ということで見送られました。そこで世界の審査機関などがプロジェクトグループを結成し、1999年4月に認証制度として適用可能なOHSAS 18001を制定しました。

 

労働安全衛生マネジメントシステムとは

企業が自ら労働安全衛生方針、目標及び実行計画を設定して、その達成に向けた取組みを行うための管理システムをいいます。Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(改善)というサイクルを繰り返し運用していくプロセスをとります。